【敷金の償却について】

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アパマンショップ駒込店です。

最近、よく聞くようになったけど、これからお部屋を借りるという方にはまだまだ理解されていない、
敷金の償却、敷引きについて、その意味をお伝えさせていただきます。

ご入居される方の支払う「金銭」だけに着目したら違いはありません。
しかし、その金銭を受け取った大家さんのお金の使用目的が異なります。

礼金の場合、賃貸契約が成立するにあたって慣例として入居者が大家さんに支払う
「これからどうぞよろしくお願いします。」といった意味合いで渡すお金。
大家さんは何に使おうと自由です。

それに対して敷引き(償却)とは、敷金の内一定額を契約段階から決めてしまい、
その額は何があっても返金しませんよ、という意味です。
敷金とは元々原状回復費に使うお金。ということは
敷引きは基本的には現状回復に充てるんですね。

分かりにくいので例えてみましょう。

例えば家賃10万円で敷金が3か月分(30万円)、敷引きが2ヶ月分(20万円)だった場合。

この場合、退去の時に戻ってくるお金は最大で1ヶ月分(10万円)になります。
敷引き分の2ヶ月分(20万円)はどんなに部屋を綺麗に使っても帰ってきません。

また、部屋をとても汚く使ってしまい敷引きの2ヶ月分(20万円)のお金以上に
原状回復費がかかってしまった場合は、入居者へ本来返すべき1ヶ月分(10万円)の敷金から
差し引かれてしまいます。

このように敷引きで支払ったお金は基本的には原状回復に使われることになるのです。

但し、上記は関東(特に東京)で認識されている敷引き(償却)の概要になりますが、
関西で多く使われるこの敷引きの慣習は、礼金を0にする代わりに敷引き金の中に礼金分も含めてしまうことも多いです。
(例:敷金8ヶ月分、敷引き4ヶ月分の場合、4ヶ月分の敷引きの中に礼金も含めているような場合。)

このように敷引きと礼金が一緒になっているケースもあり一概にはいえません。
まあ、お金自体はどんな名目でも、大家さんに支払い返金されないお金という意味では同じなので、
そんなに厳密に考える必要はありません。

但し、敷引きは「基本的には」原状回復に使われるべき
お金であることだけはしっかりと覚えておきましょう。